2015年11月度アメリカ雇用統計について


先週金曜日にアメリカ雇用統計が発表されております。
アメリカの年内利上げを検討するうえで非常に重要な指標であります。
では早速、業種別の雇用状況を見ていきましょう。

201511laborstatistics

賃金が高い職種は増えているか?

前月対比で目だって減少しているのは情報産業と鉱山・材木関係です。
情報産業の減少は気になるところではありますが、金融業、医療、専門職、公的機関等が堅調に推移しているので利上げに向けた動きは加速するのではないでしょうか。
ECBの金融緩和策は市場の期待を下回るものでしたので、米国の利上げの動向は否応にも注目を浴びることになるはずです。
仮に利上げを見送るということになればドルは大幅に売られることになるでしょうし、これまで積上げてきたフォワードガイダンスの効果を薄れさせることになるでしょう。
個人的にはそこに注目している次第です。ECBについては事前にこれでもかというぐらい材料を出した上での肩透かしでしたので、今後ドラギ総裁の発言に対する市場の見方は以前と比べると冷めたものになるのではないでしょうか。
そう考えてみると、ネガティブサプライズが後に与える影響というのには計り知れないですね。

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