前回までにCIA試験に使用した教材等を書いていきましたが、今回から実際の勉強方法について書いていきます。
いざ勉強へ
まずは、勉強経過の全体の概要をざっと書きます。
勉強を開始したのは2013年の9月中旬ぐらいで、計25枚のDVD(Part1~3すべて)を1ヶ月半ぐらいですべて見終えていたのですが、先述の通り、このタイミングで当時住んでいた地域では試験の受験が出来ないことが発覚し勉強そのものを一時中断しました。
そして2014年10月に東京勤務となり、11月頃から再度勉強をスタートしました。
まだDVDの内容が頭に入っていたので、テキストを精読していくことから再スタートしました。並行してAbitusのMCカードなる問題集も通勤時の電車でやっていきました。
最終的には2014年12月にPart1を、2016年5月にPart2を、2016年9月にPart3に合格しております。
えらいかかっているなという印象ですが、途中で仕事が多忙になったこと、別の資格試験の勉強をしていた事等もあり色々とやる気をうしなっていました。
AbitusのDVDで全体像をおさえる
最初はCIA試験の全体像を把握するためにも、洗練されているであろう授業のDVDを一気に見ようと思い、市販のテキスト等は一切買わず、Abitusのみで学習をスタートしました。
授業自体は非常にわかりやすく、まさに全体像を把握するにはぴったりです。
もっとも、CIA試験自体の内容は、社会人をやっていれば半ば常識であろう知識や、仕事をしていく中で自然と身についている考え方、またその他の資格試験と重複する知識(特にPart3は証券アナリスト、簿記とかぶる)が多く、当初のこの試験に対する私の印象は、内容自体は非常にイージーだなというものでした。
今でも思うのは、CIA試験の一番の難しさは、内容ではなく本番の問題文の意味不明さではないかと思います。笑
余談はさておき、DVD自体は3倍速、時には4倍速で視聴したこともあり、本当に一ヶ月半ぐらいで見終えました。もしかしたらもっと早かったかもしれません。
上述の通り要点がまとまった良い授業なのですが、如何せんテストに問われそうな細かい箇所についてはあまり触れられないので、CIA試験とはという全体像と内部監査人としての考え方を手っ取り早く身に着けるためのツールという位置づけになろうかと思います。
テキスト精読・問題演習による知識の積上げ
DVDをすべて見終わり、今一度テキストを精読していきました。
この時は注釈や講義では飛ばされた箇所、実践要綱や解釈指針等も含めて本当にしっかり読み込んでいきました。
内容自体は本当に当たり前というか、普通に考えればそりゃそうだよねというものばかりなので、基本的には暗記に走るのではなく本質を理解するよう心がけました。
イメージとしては、暗記ももちろん必要ですが、それ以上に内部監査人としての考え方が自分の考え方とあっているのか否かという視点で読んでいき、違っていれば何が違うのかを明確するという感じです。
こうすることで試験本番で初見の問題に接しても、そもそもの考え方から思考がスタートできたと思います。
テキストの精読と並行してAbitusのMCカードという問題演習も進めていきました。
勉強法のまとめ
・DVDで全体像を一気におさえる
・テキストで細かい箇所まで精読しながら問題演習を並行して行う
ポイントはこの2点のみです。
特にまずは全体像を一気におさえるというのは出題内容が多岐にわたるCIA(公認内部監査人)試験では大切だと思います。
コメント
パート3を勉強中の者です。
用語がたくさん出てくるので、1や2よりもテキスト読み込みというよりは暗記に力点をおくほうがよさそうだと思いますが、実際の勉強ではどう進めてましたか?
コメントいただきありがとうございます。
基本的には、くまモンさんがおっしゃる通り暗記主体で進めていっていたかと思います。
テキストについては、アビタスではなく、比較的コンパクトに記述がまとまっていた市販の内部監査基本テキストを通読し、その後はアビタスのMCを繰り返すことで記憶の定着を図っていました。
それでも試験本番では全くわからない問題が多々あったと記憶してるので、最後までよくわからない試験だったなぁという印象です。
CIA試験については、情報が少ないので、大変だと思いますが、頑張ってくださいね。
有り難うございます。
内部監査基本テキストは持ってますので、活用してみます。
テキストの問題はしなかったそうですが、MCだけで十分でしょうか。