CIA(公認内部監査人)試験を振り返って~試験編


今回から試験本番のことを書いていきます。

ここからが長かった・・・

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Part1受験

前回までに述べた通り、2014年12月にPart1を受験しました。

この時の率直な感想としては、問題文がくそみたいな日本語ということ、Part1の試験なのにPart2にまたがって問題が出てること、DVDに頼らずもっと自分でしっかり勉強しないと危険だなということです。

Part1の試験終了後の出来は、いくつかよくわからない問題があったものの、合格はしてるだろうといったものです。実際に合格もしてました。

しかし、このPart1受験で合格以上に大事なことを得れました。

それは下記の3点です。

・問題文の日本語の意味がわからなかった迷わず英訳をみるということ
・Partに関係なく問題が出てくること
・Abitus以外のテキストも読み、自分で色々考える必要があるということ

Part2受験まで

Part1で得た教訓をいかすべく早速新しいテキストを購入しました。

中央経済社の内部監査基本テキストです。

驚くほど分厚い本ですが、内容自体はそれほどでもないので、すいすい読みすすめれます。笑

内容は目新しいものはありませんでしたが、クロスリファレンスというのでしょうか、Abitusのテキストと内部監査基本テキストを読みすすめることで不明点があぶりだされ、二つのテキストをいったりきたりすることで非常に良い勉強になったと感じました。

実際この作業がPart2、Part3に活きたと信じたいです。笑

ちなみに内部監査基本テキストには問題もついているのですが、これはあまり活用せず、もっぱら精読しておりました。3回は読んだと思います。

後はPart1の復習をするのはもちろんとして、Part3のIT統制の部分なんかもしっかり読んでおきました。

あらゆる資格試験に共通していえる、試験に合格するポイントですが、決して落としてはいけない部分を見極めることと出題割合を意識した学習をすること、これらもPart2以降は意識しました。

CIA試験でいうと、暗記しておけば答えが出る分野で出題割合が高い分野(例えば監査業務の実施やIT統制、監査ツール等)は絶対に落としてはいけないと個人的に思いましたので、それらの分野はしっかりテキストを読み込むだけでなく暗記もしっかり行いました。(このあたりから試験対策のための勉強になり始め、面白くなくなり早く終わらせたいなと思うようになりました笑)

Part2受験

Part1受験から1年以上経過してようやくPart2を受験しました。

試験終了直後の感想としては、これはもしかしたらやばいかもという出来でした。

確信を持つことが出来なかった問題がPart1の時より明らかに多かったのです。

ぎりぎり合格してるかなという淡い期待を抱き、仮通知を開くと見事合格しておりましたので、ほっとした次第です。

合格したものの、このときから正直よくわからん試験だなと感じるようになりました。

Part3受験まで

この期間はAbitusのテキストよりはどちらかというと内部監査基本テキストの方を中心にしつつ、AbitusのMCカードで問題演習してました。

なぜAbitusのテキストを使っていなかったかというと、内部監査基本テキストの方がコンパクトにまとまっていたためです。

Part3については、組織行動やマネジメントスキルや交渉といったビジネス常識と簿記などと共通する内容だったので、ある程度コンパクトにまとめられていても理解できる自信もありました。

後半は問題演習に重点を置き、わからない箇所はテキストを見るというやり方に移行し、試験本番を迎えました。

Part3受験

Part2受験から約3ヶ月後の受験です。Part1受験時に得た教訓のPartをまたいで問題が出るということを無視してPart3の対策ばかりしていたので、若干不安を残しつつ試験を開始しました。

試験終了後の感想は、こりゃ落ちたと感じました。

私の知識不足からなのか、全くわからない問題が結構あり、最終的には15問ほど見直しフラグが立った状態での終了で、Part1,2でこんなことがなかったので、こりゃダメだと感じましたね。

見直しフラグをたてた15問のうち数問は、恐らくこうすればいいんだろうという方針はあるのですが、それでやっても全然答えが絞れなくて、非常にあせった記憶があります。

これは再受験だなと思いながら、仮通知を帰りのエレベーターの中であけてみると、なんと合格してましたので、思わずガッツポーズ。

センター試験や2次試験、大学での試験、その他の資格試験色々受けてますが、自分的に落ちたなと思ってたのに合格していたのはこれが初めてだったので非常に新鮮な気持ちでした。

各種試験に共通して言えることですが、わからない問題があってもそれにあまりこだわらず次に進むというのは大切であることを改めて感じました。

おわりに

長々と書いてきましたが、合格のポイントは下記の通りです。

・Partをまたがって問題が出るので、とにかく全Part一度勉強する

・全Part一読後は、各分野出題割合が決まっているので、それを参考に勉強する。

・暗記すべき分野とそうでない分野を自分で整理し、暗記分野は落とさないようにする。

・暗記分野じゃない分野は内部監査人としての考え方を常に意識して勉強する。

・試験本番の日本語の問題文がわからない時は、英訳版で問題を解く。

こんなところでしょうか。

書いてみるとどれもこれも他の資格試験対策に本質的には共通することばかりです。

ただ、CIA試験のように分野ごとに出題割合が公表されている試験は少ないので、それをしっかり活用すれば効率的に勉強できると思います。

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