内定者必見!!金融機関での人事考課をあげるためにする4つのこと


先日賞与が支給されました。賞与が支給されるということは大まかながら考課状況もわかります。私の会社も賞与に考課の記載があるので自分の考課状況が人目でわかり支給後の面談でフィードバックがなされます。金融機関においては、年次が低ければ基本的には良い考課がつくもので、私もその例に漏れず入社以来常に一番上の考課をとり続けてまいりました。
正直そんなもんだと思ってたのですが、同期に聞いたところ既に考課でかなり優劣がついているらしく、仮にA評価の人がいたとしても、BやCもざらにいるとのことでした。
そんなわけで、自分自身の備忘的にも、入社以来十数回ほど考課フィードバックを受けて、「こうやれば評価されるんだな」と感じた、若手金融マンが良い考課を取るためにやるべき4つのことを書いておきます。

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その1 自己研鑽に励んでいるか?

恐らく若手金融マンにとってはかなり大事なポイントだと個人的に感じてます。
資格を取得していれば客観的に見て自己研鑽に励んでいることがわかるので評価されやすい。当然といえば当然ですが。
普通に考えれば、「自己啓発がんばってます!」といってるだけの人と、「自己啓発がんばってます!その証拠に○○とか持ってます!」という人だと後者のほうが評価しやすいですし考課者も書きやすいはずです。
私自身も入社以来、証券アナリストを初めとして簿記、銀行業務検定、FP等々金融系のものを定期的に取得してました。私は一番最初に取得したのが証券アナリストで、これは結構インパクトがあったらしく、面談時も好感触でそれ以降仕事もやり易くなりました。
難しい資格を若いのに取得している=賢いと認識され、それだけ色々な業務をまかされて、そつなくこなせば仕事もできるやつと評価される好循環が生まれていた気がします。
正直証券アナリストは世間一般で見ると難関資格ではありませんが、私の会社では十分難関資格と思われているようでラッキーでした。金融機関は所詮『営業の会社』ですので、運用関係の資格=賢い・難しいとなるのではないかと思います。
金融機関に勤務している人はすべからく数字に強くて賢い人と外から見れば思われるかもしれませんが、文系出身者が大半でノリでなんとかしている人間がほとんどですので、騙されてはいけません。証券アナリスト以外にも、銀行業務検定なんかは開催頻度も多く、色々な科目がありますので、毎回1科目ずつ取得していけばしっかり自己研鑽できていると評価されやすいのではないでしょうか。

その2 目標(ノルマ)にこだわれているか?

計数目標が設定されている場合には最重要になってくるポイントです。
金融機関も営業部門であれば基本は営業の会社になり計数目標があてがわれます。それを達成しているか否かということは、会社収益に貢献できているか否かとということと同義です。
私自身も営業部門にいたときは常に計数目標は達成することを意識していました。理想はノルマのちょっと上で終えることです。毎回毎回ノルマを大幅に超えての達成ができればいいのですが、そんなことはほとんど不可能です。
であれば次のタームに見込みとして残しておき、前倒しの仕事を心がけるようにすべきです。かつ前年対比でどうだったかも見られますので、翌年越えられる程度に抑えておくのがベストでしょう。そして次を気にしなくても良い異動年に猛烈にやるのです。毎回毎回ぶっちぎりですごい数字を残す人もいて、そういう人は心底尊敬します。

その3 普段の職務を一つ上の職位から見れているか?

総合職入社であれば、将来的に管理職になることが前提で採用されていますので、普段の仕事でこの視点をもっているか否かを見られてもおかしくないはず。
自分の仕事で手一杯の人と、どういう風にまわしていけば部署として効率的になるかを常に念頭においている人では明らかに後者の方が評価されます。
私も今は一プレイヤーですが、常に自分が部署の長になったときはどのようにするかとか、部署として全体最適になるにはどうすれば良いかを念頭において仕事をしている、具体的には・・・みたいなことを面談時に言ってます。
案外自分のことでいっぱいいっぱいで最終の着地点を見ていない人は多くいるので、それを若手のうちからできると高評価なんでしょう。
これができているか否かの一つの目安は、「ベテランの一般職の女性」に「周りを常にみているやつ」と評価されているかだと感じています。
ベテランの一般職の女性は非常にシビアで、仕事はできるが総合職と比較して権限がない分、自分にとって有益か否かをよりダイレクトに見ているのだと思います。
その人たちに仕事面で気に入られるか否かは結構良い判断材料になるのではないかと思います。

その4 上手くやりすごす技術はあるか?

特に今の資産運用の部門に来てから思うのですが、どれだけ知らないことでも上手くやり過ごせるかは非常に重要なんだと感じました。もちろん後でそこを補完しておくのは必要です。
今の部署に来てから、面接時に「こいつは君から見てどう思う?あいつはどう思う?」というのを聞かれるようになりました。最初は360度評価でもやっているのか思いましたが、該当者には共通点がありました。
それはことあるごとに、勉強不足でわからないですと言ってる人なのです。(もちろん他にも要因はあると思いますが・・・)
総合職で入社すると基本的には様々な部門を経験し、それによりキャリアを磨いていくのですが、金融機関の運用部門は内部的に見ればある意味特殊な部門で、一旦運用部門に入り、適正があると判断されると、かなり長い期間運用部門内にいることになります。
それから推察するに、どんな場面に直面しても上手く切り抜ける技術も一つ求められているのではないかと感じました。とにもかくにも普段から色々勉強するのと、わからない場合に遭遇した場合でも上手く切り抜ける技術は大事なんだと思います。
もちろんそれを嫌う人もいますのでケースバイケースですが・・・だからこそ普段からの自己研鑽が必要なわけです。

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