積立NISAの非課税期間等の概要、決まる!


2016/12/2の日経新聞朝刊に積立NISAに関する記事が一面に掲載されていました。
主な記事に掲載のあった概要は以下の通り。

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積立NISAの概要

・年間投資上限  :60万円
・非課税期間   :10年
・現行制度との関係:併用不可
・投資対象    :長期の分散投資に適した一定の投資商品に限る

これ以外にも、
「非課税期間終了後の取扱い」
「現行NISAから積立NISAに切替える場合の取扱い」あたりが非常に気になるところではありますが、そこまでは言及されておりません。
12月8日にまとまる2017年度税制改正大綱にもりこまれると書かれておりますので、詳細はそこで明らかになるという感じでしょう。

そもそも非課税期間は20年じゃなかったのか?

当初金融庁は非課税期間は20年で出しておりましたが、自民党税制調査会の「10年以上に及ぶ政策的な減税制度はない」という意見も考慮したのか、最終的に財務省は非課税期間10年と決定したようです。

普段の業務では金融庁からは無理難題を言われ色々泣かされておりますが、今までにない形の監督官庁としてのあり方を模索し、貯蓄から投資へという日本経済の回復にも資するであろうこの提言を、過去に前例がないからといって切り捨てられた金融庁には同情せざるを得ません。政治家の感性にはつくづく呆れてしまいます。

個人的に思うこととしては、主たる業務として資産運用で飯を食っているならまだしも、日々の労働から得た対価の一部をリスクをとって投資した結果として得た対価に課税していること自体おかしな話なんじゃないかと思う。

現行のままいく?積立NISAに切替える?

私としては現時点ではまだ判断するのは難しいと感じております。
現行制度から切替える場合の取扱いや、対象となる金融商品が明らかになっていないからです。前者については2017年度税制改正大綱で、後者については積立NISA開始が2019年1月からですので、2018年の後半あたりから各証券会社が色々開示してくれるでしょう。

もっとも現行制度で120万の上限を使い切ってない場合は、あまり考えることなく積立NISAに移行したほうがいいでしょう。

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